23:↑訂正 一時間後 ◆XUWJiU1Fxs[sage]
2018/05/19(土) 00:12:44.16 ID:hcHhCdieo
「ごめんな美穂、ぐっすり寝てたみたいで」
「気にしないでください。プロデューサーさん、いつも寝る間も惜しんでお仕事しているの見てきましたから……私といるときくらいは、甘えてくださいね。その代わり、私も甘えたりしますから」
「ありがと」
あんな夢を見たあとに美穂の笑顔を見ると胸がズキリとする。いつかはこの関係も終わりを告げて、夢で見たような未来が待っているのだろうか。その時、俺は笑って見送れ……。
「プロデューサー……さん?」
「ごめん、無理っぽい」
「えっ?」
困惑する美穂を強く抱きしめる。俺たち以外に誰もいない公園は世界から切り離されたみたいに静かで、彼女の鼓動の音が大きく響く。
「プロデューサーさん……?」
「俺大人なのに、今めっちゃガキっぽいと思う。自分でも何言ってるか分からないんだけど……美穂をトップアイドルに導くからさ……えーと、その……みんなに認められる時が来たら……結婚、しよう……」
27Res/24.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20