7: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2018/05/18(金) 22:43:57.30 ID:O0+7TRfs0
照明の熱さでひりつく肌に、化粧水を与えて。
鏡の中の私が、少しずつ変化していきます。
ええ、そうですね、と。気持ちをリセット。
そう、私は私のできることを。歌を皆さんに届けることを。それを嬉しく思えばよいのです。
果たして、それは成功したのですから。
今日のお仕事はこれで終わり。
事務所にはまだ、小鳥さんがお仕事をこなしながら、私たちの帰りを待ってくれていることでしょう。
保湿クリームをつけ、眉を整えれば、いつもの私に。
これで、よし。
そろそろ、着替えることにしましょう。
「おつかれさまです」
ふと。
背中越しに、声をかけられました。
それは先ほど、スタジオで聞いた、声。そして心を締め付ける、声。
「あっ」
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