177: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/11/18(日) 02:01:48.42 ID:84V6Gror0
「どういう意味だよ。アイビス、あんたはレジスタンスの一員なんだろ?」
「……。この眼ですよ、忌まわしきこの眼が問題なんです」
アイビスがミュータントに変異したのは、そこまで古い話ではない。まだ、ストークの2人だけになる、今より人員がいた頃で、その人員が減ることになったきっかけになる襲撃の際、彼女は変異した。
そしてそのことが、彼女が言うレジスタンスは誰も信用しないという言葉に関わってくる。
「レジスタンスは、貴方が言うミュータントに対して、排他的です。理由はシンプルです、人間ではないから」
その言葉を聞いて、千護の頭をよぎったのは怒り。拠点での生活で、彼女はだいぶミュータントという存在に、よくも悪くも毒(なら)された。その感覚が、その怒りを感じさせている。
「レジスタンスの人員がミュータント化し、その後。その仲間達を殺す事件が起きた。生き延びた者はいません、報告と共にその映像が共有され、報告をした人間も確認にむかった者が見つけた時は、息絶えていました」
理由は全くの不明ではあるものの、その一件によりレジスタンスはミュータントという存在を、害悪であると判断することになった。
346Res/184.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20