文香「ビタミンC」
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28:名無しNIPPER
2018/05/12(土) 22:33:18.97 ID:RrOmRxVI0

「だってあなた、本当にときたましらふと思えない台詞を吐くじゃない」

「……?何か傷つけることを言ってしまったのでしょうか」

「そうじゃなくて、その……」


 耳元の赤みが増していく

 夕暮れ時にはまだ早い


「つまり……私のことを嫌いになってしまったわけではない……ということでしょうか?」

「嫌いになんてならないわよ!!」


 手首を押さえる手にさらに力が込められました。
 
 少し痛いです。


「よかった……それなら、また明日からもここへ来てくれますか?」

「えぇ、別に構わないけれど……ちょっと待って、もしかして」

「はい……それを確かめたくて……」

「はぁ……そんな……」


 急に奏さんの力がしなしなと抜けていきました。

 お互い誤解があったのでしょうか。






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