29:名無しNIPPER
2018/05/12(土) 22:36:02.82 ID:RrOmRxVI0
「でも、だからって何でこんな……どんな薬かも分からないのに!何かあったら!」
「それは……確かめたいことを解決してくれる薬だと、志希さんが」
「え?」
きょとんとしたお顔も初めて見ました。
綺麗な瞳が強調されるようで、とても良いと思いましたが、そうしていられたのも、ほんの一瞬でした。
「今、何て……」
「ですから、志希さんが……」
「志希がそう言ったの?」
「はい……ついでに、舐めても大丈夫だとも」
「……」
急に背中の冷たさを思い出しました。
よく冷房の効いた部屋の床に仰向けになっているからという理由だけではない気がします。
「……ごめんなさい、少し席を外すわ」
この台詞を再び聞くことになるとは思いませんでした。
ですが、今度はきっと大丈夫。
志希さんは私よりもずっと強い人でしょうから。
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