晶葉「できたぞ助手! アイドルの貞操観念が逆転するスイッチだ!」
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16:名無しNIPPER[saga]
2018/05/12(土) 10:00:34.58 ID:BF8WTLxg0
P「そうだったのか……なら、俺とプロデューサーをすり替えたのは、女性恐怖症のプロデューサーからアイドルを遠ざけるためか」

晶葉「ああ。助手をケアしつつ、観察が君にアイドル集中させてサンプルを集める。我ながらいいアイデアだった。呼び出した場所が転送装置でなく、事務所だったのは計算外だったが」

P「比奈と早苗さんはどうしてるんだ? 連絡がつかないが」

晶葉「情報を統制するため、ラボの一室に籠もってもらっている。無論、事情を説明した上で了承してもらった。早苗さんは助手の傷心に気づけなかったことを悔やんでいたよ。比奈は……まあ、なんだ。書きたくないのに書かざるを得ないとかいって、作家の業とかいうやつに打ちのめされていたが」

P「荒木先生ブレねえなあ……それで、観察は終わりなのか? プロデューサーの貞操観念を逆転させたあと、俺はいつ元の世界に帰れるんだ?」

晶葉「ああ、観察は終了した。助手は自己改造を決意し、今はシェルターで一人で覚悟を決めているところだ。転送の準備ができ次第、すぐにでも帰れる。ただ観察していて思ったが、君からするとアイドルとのああいったスキンシップは、生殺しというやつだろう? 帰る前にどうだ、こっちのアイドルの写真集を使っては?」

P「そういう気づかいは結構です。それより観察していたというが、どこからだ? 隠しカメラでも仕込んであるのか?」

晶葉「事務所の防犯カメラの映像を、こちらでも見れるようにしてある。あと光学迷彩できるドローンを数台配備して、範囲内に入ったら追跡するように設定しておいた」

P「ドローン? プロペラやモーターの音は聞こえなかったが……」

晶葉「そこは私の科学技術でちょちょっとな。トップシークレットなので、私の才気をつまびらかに明かせないのが残念で仕方ない」

P「ちなみにその映像ってのはどこで見れるんだ?」

晶葉「……なるほど。何も知らないアイドルを盗撮して、その映像で猛りを鎮めるというわけか……大変に発達した変態だな、君は」

P「その結論に達する晶葉のほうが、相当に性癖をこじらせてると思うんだが? 見たいのは俺のスーツだよ。回収してから帰りたい」

晶葉「ああ、そういうことか……だが回収は諦めたほうがいい。スーツはそれぞれ、あの四人が持ち帰っている。今頃は汗だくのつゆだくになっている頃だろう」

P「マジで? スーツも馬鹿にならない出費なんだが」

晶葉「それに関しては助手が補填するといっていた。似たようなスーツを用意しておくそうだ」

P「助かる。あと、映像の録画があるならコピーが欲しいんだが」

晶葉「なるほど。盗撮映像を自宅で編集して、ゆっくり楽しむつもりか。やっぱり発達した変態じゃないか」

P「編集プロセスをナチュラルに挟んでくるのやめよ? 本当に性癖が心配になってくるから。俺がほしいのは、凛とあやめの戦闘記録だよ。特にウルヴァ凛の。こっちではあの姿になったことがないから、情報がほしい」

晶葉「ふむ。こちらとそちらでは、ファイル形式やコーデックに差異が生じている可能性がある。コピーは渡すが、再生できないかもしれない。一度目で見ておいたほうがいいだろう」

P「そうする。……再生はこのモニターでいいのか」

晶葉「ああ。今から映す」

P「これは……防犯カメラか? 俺がダンボールに隠れたところだが……ただの物置じゃないのか?」

晶葉「いや、物置だ。しかしマキノによると、あの部屋が外部から一番侵入しやすいとのことで、カメラが設置してある」

P「諜報アイドルェ……」

晶葉「コピーする範囲を指定するために早送りするぞ。ダンボールに隠れたプロデューサーをあやめが見つけて、あやめがダンボールに押し入ろうとして、凛がドアを開ける。しばしの会話の後に、あやめの不意打ちから戦闘開始。助手がすかさず逃げ出して、二人はそれに気づかず戦い続ける――」

P「うーん。早送りしているせいかな? ドラゴンボールを見ている気分になってきた」

晶葉「奇遇だな、私もだ。おっと、二人とも部屋の壁をぶち抜いて場外へ飛び出したぞ」

P「場外の映像は? ドローンがあるんだろ?」

晶葉「ドローンの追跡設定は、プロデューサーに設定してあるから二人には反応しない。防犯カメラの範囲外だ」

P「そうなると映像はここまでか……しかし、こっちでも事務所が壊れることがあるんだな」

晶葉「去年の猥シャツ事件があってからは、みんなおとなしくしていたんだが……おや、戻ってきたぞ。凛だ」

P「衣装がボロボロだな。あやめも健闘したということか」

晶葉「これは……ダンボールに向かって話しかけているのか?」

P「音声は」

晶葉「早送り中は出ない。等倍速にするか?」

P「頼む」


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