9:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 11:05:43.88 ID:sPA3Iy4L0
「ひとつよろしいでしょうか。あの少年はキミたちの知り合いですか?」
そんな呆然とする亀山を余所に
右京は先ほどまで虐めを行っていた少年たちに先ほどの子は知り合いかと尋ねた。
だがその返事は意外なものだった。
「知らない。」
「知らないって…どう見てもお前らと同い年だろ…?」
「だって本当に知らないよ。あんなヤツ見たことねえよ。」
全員、先ほどの少年など誰も知らないと答えた。
それではあの子はどこの子なのか?
ひょっとしてちがう学区の子供なのかもしれない。
いや、それはちがうと子供たちは否定した。
何故なら昨今の少子化に伴いこの東京でもいくつかの学校が閉鎖された。
この地区も同様で少子化に伴い
いくつかの学校が併合しているためこの近隣には小学校は一校しか存在しない。
つまり今の少年がまともに学校に通っているのならこの子たちが知らないはずがない。
さらに右京は子供たちにこんな質問を行った。
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