63:名無しNIPPER[saga]
2018/05/06(日) 17:47:15.33 ID:xg10qRH10
「それとあなた妊娠していますね。相手は今の恋人ですね。」
「それは…」
「ああ、隠さなくても結構ですよ。
先ほど薬物検査を行った結果ですがあなたの妊娠が判明しました。
やはりあなたのお腹には五人目の子供が宿っているのですね。」
五人目の子供。
そういえばと明が思い出したが右京は先ほどヤクザの男を尋問した際に五児と言った。
自分たちは四人兄弟だ。それなのに五人目ということは…
そのことすら指摘されてけい子はお腹を摩るように隠そうとした。
だがそれは無駄な行為だ。もうすべてが明るみになってしまったのだから。
ここで右京は取り調べを中断して再び子供たちの居る隣室へと戻った。
既に子供たちは当初のような明るさなど微塵もなかった。
これまでの事実を知らされて憔悴しきっていた。
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