右京「誰も知らない?」
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61:名無しNIPPER[saga]
2018/05/06(日) 17:44:26.42 ID:xg10qRH10


「何故あの兄弟が無戸籍児として扱われたのか?
それは父親がそれぞれ異なる人物であること。あなたの男関係にあったわけですね。」


「あなたは男性と交際する際は必ず子供のことを隠していた。
恋愛のひと時だけは母親であることを忘れたいとでも思ったのでしょう。
ですが相手との間に子供を宿した。そうなれば男性も結婚を視野に入れる。
そこで発覚するのが以前まで付き合っていた男性との間に生まれた子供の存在。」


「前の男との子供の存在が発覚すると相手の男は途端に手のひらを返した。
何故今まで子供の存在を隠したのだと…
嘘をつかれて信用を失い、その結果あなたには子供だけが残った。」


「そしてあなたが出生届を出さなかった理由。
それはいつの日かあの子たちを受け入れてくれる男性が現れると…
そう信じていたからこそ今まで出生届を出さなかったのですね。」


すべてを右京に見破られて母親は無言のまま俯いた。

これまでけい子は子供たちにずっと言い聞かせていた。


『いつの日か必ずお父さんが現れる。そしたら家族一緒に暮らせる。』


けい子はいつか自分と子供たちを受け入れてくれる男性が現れると信じていた。

また子供たちもそんな母の言葉を信じてつらい境遇にも耐えてきた。だが…



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