右京「誰も知らない?」
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5:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 10:57:30.00 ID:sPA3Iy4L0


2004年 夏―――


残暑厳しい夏の時期。

その日、杉下右京は相棒の亀山薫を伴ってあるコンビニ店へと訪れていた。

彼らが訪れた理由はこのコンビニで頻繁に多発しているある問題についてだ。


「いやー!まさか警視庁の刑事さんに来てもらえるなんて驚きですよ。」


「いえ、我々も公務ですからお気になさらず。」


「そうですよ。俺たち頼まれたらなんでもやらされる特命係ですから…」


本来なら警視庁の刑事がこんなコンビニで起きた些細な被害になど関わることはない。

だが特命係は特に仕事のない暇な部署。

そのため雑用だろうと頼まれたらなんでも引き受けるのが暇な部署ならではの役割だ。



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