右京「誰も知らない?」
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45:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 15:58:42.73 ID:sPA3Iy4L0


「学校の保健体育の授業で生理のことを必ず習うはずなんですけど
まあたぶん気が動転してそれどころじゃなかったんでしょう。
けど今日だけでわかりましたけどもうあの子たちは限界ですよ。
もう悠長なこと言ってないで無理矢理でも保護しましょう!」


子供たちとの約束を果たすにはまだ二日ある。

だがそれまで子供たちの身に何も起きないという保証はどこにもない。

もしかしたらこうして目を離している隙にまた何か問題が起きているかもしれない。

そう思えば強硬手段に出るのもやむを得ないというのが亀山の意見だ。


「その意見には賛成です。
今日、母親の職場を訪ねましたが新しい男と付き合い出したのが家を空けた原因でした。
ですから母親が残り二日で帰ってくることはまずありえないでしょう。」


「それなら何でやらないんですか!一刻も早く保護しましょうよ!」


「ええ、わかっています。ですが子供たちは母親を信じている。それが問題です。」


昨日も話したがあの兄弟たちはまだ母親を信じて待ち続けていることが問題だ。

無理やりあの家から子供たちを引き離したところで

子供たちは母親を信じて施設から抜け出してあの家に戻る可能性が高い。

だが悠長なことを言っていられないのもまた事実だ。

せめて母親が戻ってくれたら良いのだが…



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