12:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 11:17:20.03 ID:sPA3Iy4L0
「この…開かない…どうして…」
少年はいつも通り廃棄弁当を持ち出そうとゴミ箱を開けようとする。
だがどういうわけかゴミ箱は開かない。この事態に少年は思わず狼狽えていた。
「無駄ですよ。そのゴミ箱はお店の人に頼んで施錠してもらいましたから。」
そこへ犯行の一部始終を見届けた右京たちが駆け寄ってきた。
この犯行を現行犯で取り締まるため店の人に頼んでゴミ箱に鍵をつけてもらった。
こんな小学生にピッキングの技術などあるはずもない。だからもう諦めるしかなかった。
「さあ、こっちへ来てください。」
「悪いがこのことを親御さんに報せなきゃならないからな。」
右京たちは少年を補導しようとした。
廃棄弁当の窃盗だけでも過失があるのに
さらに未成年が深夜0時を過ぎて夜の街を徘徊していた。
これはもうこの子の親を呼んで厳重注意を行わなくてはならない。
こうなればもう大人しく観念するだろうと思った時だ。
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