14:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 15:56:09.60 ID:6HNBSVHX0
「……ふっ、ふふっ……! 私が、18歳になったから……ですか?」
頷いた。
15:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 17:43:44.69 ID:6HNBSVHX0
「綺麗、ですね」
「ああ」
16:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 17:55:13.91 ID:6HNBSVHX0
言い返すだけの言葉はとっくに尽きていた。
ただただ黙っているくらいしか出来やしない。
「……」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 18:00:52.03 ID:6HNBSVHX0
― = ― ≡ ― = ―
「……」
18:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 18:17:05.23 ID:6HNBSVHX0
「あくまで推測の話にはなってしまいますが」
「ああ」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 18:29:24.70 ID:6HNBSVHX0
「ですが……中でも昔。奈良、万葉集の頃、『花』は『梅』を指していたそうです」
「梅?」
20:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 18:39:07.94 ID:6HNBSVHX0
「……前置き?」
目線で訊ねると、肇はゆっくりと、だがしっかりと頷いた。
21:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 19:02:31.63 ID:6HNBSVHX0
悪いことをしに来た癖に、悪くないとばかり言い張る。
果たしてそれは、立派な悪い子に違いない。
「……上手くなったな、理屈を捏ねるのが」
22:名無しNIPPER[saga]
2018/05/05(土) 19:13:08.24 ID:6HNBSVHX0
大真面目な口調で語ってやると、肇はぽかりと口を開けた。
やがて再び、堪えきれなくなったように口元を隠して震え出す。
「ふっ……ふふっ……Pさん?」
23:名無しNIPPER[nagasaki]
2018/05/05(土) 19:13:40.10 ID:6HNBSVHX0
おしまい。
肇ちゃんは古文が得意、肇ちゃんは捏ね上手
24:名無しNIPPER[sage]
2018/05/05(土) 19:14:15.11 ID:6HNBSVHX0
あと今回で季節の肇ちゃんシリーズは完結となります
4年弱に渡りお付き合い頂き本当にありがとうございました
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