白菊ほたる「もう雨あがりに虹が掛かることもないんでしょうか」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/05/01(火) 15:14:04.59 ID:47m1SMXJ0
藍子さんの言葉を聞いて、そんな思いつきが頭の中を駆け巡りました。
気づけば私は、藍子さんに抱きついていました。
「わっ、ほたるちゃん、どうしたの?」
「いえ、ちょっと……」
「もう、甘えんぼさんですね」
私には、この宇宙の全てが愛おしいものに思えてしかたなかったんです。
そして今私の目の前にいるこの女性もまた、この上なく愛しい人に思えました。
「藍子さん。藍子さんは……幸せですか?」
藍子さんは、ちょっとだけ考えて、すぐに言いました。
「うん、ほたるちゃんといっしょだから。私は幸せだよ」
「なら、私も幸せです」
「ふふっ、ほたるちゃんらしいね」
ステージは完成しました。
あとは開演時刻を待つだけです。
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