垣根帝督「協力しろ」鹿目まどか「ええ…」
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93:名無しNIPPER[saga]
2018/11/25(日) 16:25:17.00 ID:ULLyrJIa0

「マミさんは、やっぱり私の憧れです」

「まだその話するの? もう、そんなに褒めても何も出ないわよ」

半ば呆れて苦笑いするマミだが、まどかはただマミのご機嫌取りをしたい訳ではないらしい。

振り返ると、その童顔に似合わない真剣な表情で何かを訴えようとしていた。

意味が分からず困惑するマミに彼女は、願い事のことです。と短く告げた。

願い事。

彼女たちの間においてその言葉は、初詣でお賽銭と共に捧げるようなものを指すのではない。

キュゥべえと契約した者が魔法少女になる事を条件に得られる対価。

確約された未来。

それについての話となると、つまりはーー、

「魔法少女になる覚悟を決めたって事?」

「はい」

簡単な答え合わせだとばかりに、まどかは即答した。

「……それで、どんな願いにしたの?」

「……こんな事言うと、マミさんには甘いって怒られるかもしれないんですけど」

言いながら、彼女は少し目を伏せて、

「わたしの願いは、魔法少女になる事です」



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