垣根帝督「協力しろ」鹿目まどか「ええ…」
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36:名無しNIPPER
2018/05/20(日) 00:59:04.99 ID:g+gQ75yp0



「何もわざわざ相手の得意分野で勝負してやる必要はねえ。『土俵外』に引きずり降ろせるならそれに越したことはないと思わないか?」

得意分野。

学園都市の統括理事長であるアレイスターにとってのそれは、まさしく科学や超能力そのものだろう。

ならその範囲外とは、

「……垣根さん。それってもしかして今ネット上で話題になってる『超能力以外の異能』って奴っスか?」

それは半ば都市伝説のような噂だった。

9月30日に学園都市の襲った謎の現象。

学園都市の科学力を持ってしても解明できないのならもうそれは科学ではない何か別の未知の力なのではないのかという。

「別におかしな事はねえだろ」

しかし、垣根は至極真っ当な顔で言う。

「この街で実用化されてるのが量子論に基づいた能力ってだけで"その他"がないとは限らねえ。まだこの世界には俺たちの知らねえ法則が眠ってるかもしれねえぞ?」

「な、何だか変に夢のある話ですね」

おずおずと弓箭猟虎が発言する。

「『超能力者(Level5)』のあなたが言うと何だか凄く違和感があるけどね」

「じゃあ垣根さんはそれを見つけて自分の糧にしようと?」

「対価としては悪くねえ」

あくまで可能性の話だが。と垣根は前置きした上で、

「もしこの一連の事件が本当に学園都市外の能力に依るものだとしたら、ソイツをモノに出来ればアレイスターに対する有効打になり得る。正直、まだまだ手札は足りねえ。かき集められるだけ集めといた方がいい」

「……そう、分かったわ」

垣根の言葉に、あっさりと心理定規は同意した。

と言っても『スクール』では彼がリーダーであり、彼の意思がグループ全体の意思である。

垣根が一度言い出した事を引っ込めるような性格でないのを彼女も知っているからなのだろう。





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