26:名無しNIPPER
2018/05/13(日) 22:18:37.22 ID:hYnxfslP0
「ねぇ、お互い余計な争いごととは無縁でいたいと思わない?」
「っ、あなたは何も分かってないーー!」
ほむらは何かを言おうとした。だが、
「飲み込みが悪いのね」
厳しい口調で、少女が口を挟む。
「見逃してあげるって言ってるの。今の状況理解してるの? あなたも、この子達に嫌われたくはないんでしょ?」
「ッ……!」
口惜しそうに、ほむらが後ずさりする。
まだ目的は達成できていないがあまりにも状況が悪すぎる。
致し方ない。
そう思って、ほむらは背を向けた。
「ちょっと転校生!? まだ何も聞いてないんだけど! 説明しなさいよ! この白いのの事とか、さっきの化物のこととか!」
「それは彼女たちから聞くといいわ」
そう言って、彼女は薄暗い通路へ消えていった。
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