垣根帝督「協力しろ」鹿目まどか「ええ…」
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18:名無しNIPPER
2018/05/07(月) 00:04:11.03 ID:OZ3gjuNK0



放課後、まどかとさやかは通学路を歩いていた。

といっても彼女たちの下校ルートとは違う。

二人は街へ遊びに行く道中だ。

ちなみに、仁美は今日も習い事があるようで名残惜しそうに途中で別れた。

「にしても転校生にはビックリだよね。クール系優等生かと思ったら、まさかのサイコなサイエンティスト! 今日も男子たちと学園都市についてトークしてたし」

「ほんとにね。一体なんなんだろう。本当に心当たりなくて……」

美人転校生の以外すぎる一面を知ったさやかは嬉しそうにしているが、まどかにとってはたまったものではない。

あんな衝撃的な事を言われては、これからどう接していけばいいのかすら分からない。

「まあ気にしない気にしない! もし転校生が何かしてきたら、あたしが守ってあげるから!」

「別に意地悪しようって感じではないんだけど……。うーん」

頭を抱えるまどかと、その背中をバンバンと笑顔で叩くさやか。

そうこうしていると、大型のショッピングモールに到着した。

彼女たちは、その中にある音楽ショップへと向かう。

「じゃああたし、クラシックのコーナー見てくるから。適当に潰しといて」

「うん。上条くんのだよね?」

「あ、アハハ……」

バツが悪そうに笑うさやか。

彼女たちがここに来たのは、さやかが幼なじみに渡すCDを探すためだった。

彼女の幼なじみ上条恭介は、将来を嘱望されたバイオリニストだったが、事故で左手が動かなくなり、最近は塞ぎこんでいると聞いている。

さやかは入院中の幼なじみに元気になって欲しくて、彼の好きなクラシックCDをプレゼントしようというのだ。

恭介とさやかの関係は、まどかもよく知っている。

上手くいって欲しいと、彼女は心から応援していた。






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