135:名無しNIPPER[saga]
2019/09/18(水) 23:22:33.40 ID:D/5KSD4a0
垣根が何を言いたいのか、マミはいまいち要領が掴めない。
一方の垣根は、何かに納得した様子でニヤニヤしながらそうかそうかと呟いている。
「あの……、どうしたんですか? 私の説明、何か変でしたか?」
「ん? いやそうじゃないさ。ただ好都合だと思ってな」
「好、都合……?」
「そうだ、俺たちにとっても、オマエにとってもな」
「??」
マミはますます意味が分からなくなった。
今日出会ったばかりのマミと謎の少年たち。
魔女がお互いにとって都合が良いとは、どういうことだ。
マミが混乱して固まっていると、垣根の方から声をかけてきた。
「なあ、魔女と戦ってりゃ今日みたいな危険な目に遭うこともしょっちゅうなんじゃねえか?」
「え……? それは、たまにはありますけど……」
マミは頭に疑問符を浮かべながら返す。
何を考えているのか全く読めない人と会話するのはなかなかに難しい。
「そうだよな」
垣根は相変わらず不敵な笑みをたたえながら、
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