垣根帝督「協力しろ」鹿目まどか「ええ…」
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131:名無しNIPPER[saga]
2019/09/18(水) 23:18:40.06 ID:D/5KSD4a0

魔女を倒した白い翼。

その正体は一体何なのか。

「それについては、……ええと最新科学技術を流用させてもらってる。君たちも『この街』の住民なら恩恵は受けてるだろ? 何となく想像はつくんじゃない?」

「……学園、都市」

そこまで聞いて、今までほとんど会話に入っていなかったまどかがボソリと呟いた。

彼女に限らず、科学と言えば真っ先にその名を頭に浮かべるであろう最先端技術の総本山。

誉望は正解とも不正解とも言わず、目線だけかすかに動かして話を続ける。

「あまり詳しいことは明かせないんだ。依頼主の情報をペラペラ喋る奴なんて探偵としちゃ失格だからな。ただ、俺たちの目的はこの街で起きた不可解な事件事故の調査。魔法少女とか魔女ってのがどういうものなのかは分からないけれど、それが一連の出来事に繋がってるならその情報を少しでも多く仕入れたい」

「ま、手っ取り早く言えばオマエたちが知ってること喋ってくれってことだ」

じれったくなったのか、垣根が話を一行にまとめる。

「それでさっき助けてやった恩はチャラにしようぜ。こっちも暇じゃないんでな。足を棒にして街中歩き回るよりかは知ってる奴に聞いたほうが早い」

「……、」

マミが黙っていると、誉望がカバンからタブレット端末を取り出して画面を見せてきた。

地図のアプリのようなものに所々マークがついている。

誉望曰く、最近この街で起きた事件の情報を位置情報と合わせてデータ化しているらしい。



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