垣根帝督「協力しろ」鹿目まどか「ええ…」
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128:名無しNIPPER[saga]
2019/09/18(水) 23:16:30.10 ID:D/5KSD4a0

「魔法少女体験ねえ。まさか大真面目にそんなファンシーな単語を言われるとはなあ。こりゃマジっぽいな」

と、それまで黙って聞いていた垣根という少年が呆れたように呟いた。

高そうなジャケットを着た整った顔立ちの少年だった。

改めて見てみると、背の高い細身の体格と不遜な態度も合わさってどこか退廃的な雰囲気も感じられる。

マミが今まであまり接したことのないタイプだ。

「――あの、先ほどは命の危機を救っていただきありがとうございました。あなたも怪我……はなさそうですね」

「ハッ。この程度で怪我なんかするかよ馬鹿らしい。雑魚すぎて拍子抜けしちまったよ」

垣根は退屈そうに吐き捨てると、側の岩に腰を下ろして偉そうに足を組む。

何だか分からないが思っていた結果とは違うようだ。

興味が失せたのか、退屈そうに手を伸ばしてストレッチする垣根とは対照的に倒された魔女を物珍しそうに眺める少年がいる。

中肉中背の特にこれといった特徴のない容姿だが、頭に装着されているヘッドギアのようなものが異質を放っている。

ヘッドギアからは多数のケーブルが伸びていて、彼の腰にある機械に接続されている。

「これが魔女っスかあ。何か想像してたのと全然違いますね。魔女って言ったら尖ったハットかぶってホウキに跨ったババアのイメージだったんスけど」

「あくまで便宜上の呼び名で西洋のおとぎ話に登場する魔女とは全くの別物よ」




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