垣根帝督「協力しろ」鹿目まどか「ええ…」
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108:名無しNIPPER[saga]
2018/11/26(月) 00:00:52.48 ID:6W53p2eU0

「おおっ! さっすがマミさん。鮮やかで隙がない!」

ギャラリー美樹さやかが歓声を上げると、マミは少しだけ口元で笑みを作った。

「マミ、安心しないで。まだ終わっていないよ」

「分かってるわよキュゥべえ。今、終わらせてあげるわーーッッ!」

叫びと共に、まるで攻城兵器のような巨大な大砲が現れる。

今まで数え切れない程使ってきたその魔法。

彼女を支える最後の切り札。

その照準が、小さな魔女を正確に狙う。 

「ティロ・フィナーレッッッ!!!」

閃光が瞬いた。

音が飛んだ。

『原子崩し(メルトダウナー)』にも匹敵するほどのエネルギーを持つ弾丸が、恐るべき速度で魔女を狙う。

自ら『究極の一撃』と評す秘技中の秘技。

恐らく小さな魔女の体は欠片も残らないだろう。

白い閃光が通過した後は、ただグリーフシードだけが閑散と転がっているはずだ。

いつものように。

それを回収してソウルジェムの穢れを取ってキュゥべえが使い終わったグリーフシードを処分して、

そんな未来しか考えていなかった。

だからこそなのかもしれない。

予想の範疇を越えた現象が起きた時、人はすぐに動けないものだから。



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