65:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 17:58:01.88 ID:A6rjc17z0
――――。
少し、時間を置いて、私は開けかけた玄関扉の間をすり抜け、閉めました。
「ただいま帰りました」
「……ん、美優さん?」
プロデューサーさんは、執務室に入った私の姿を見ると、和やかな顔をしながら手を上げました。
「おーお疲れ〜! ネーサンから聞いたよー、ほたるちゃんと遊びに行ってたんだって?
いいなーそういうの大事だよね、たまにはサラッと羽を伸ばしてさ。レッスンばっかだと気ぃ詰まるでしょ?」
「いえ……気が詰まるほど、レッスンもあまり、できていないですが…」
「あ、そっかそっか悪い! まぁまぁ……おっ?
何買ってきたのそれ、ひょっとしてお土産!? いやー悪いねー」
「あぁいえ! これは……す、すみません」
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