57:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 17:28:36.80 ID:A6rjc17z0
「ほ、本当ですか?」
「えぇ」
彼女にはやはり、アイドルとしての素質があります。
店員さんの着せ替え人形にさせてしまったけれど――。
服を変えるだけで、見違えるほど、さらに印象が変わるものですね。
「美優さんにそう言ってもらえると……嬉しいです」
ほたるちゃんは、モジモジと顔を俯かせながら、控えめに笑みを零しました。
この笑顔――そう。
もっと、自分自身の魅力に気づかせて、萎縮しきった彼女の心を氷解させていく必要があります。
そのためには、レッスンだけでなく、もっと彼女と色々な時間を共有して、魅力を見つけて――。
「いつか、晴れた日には、一緒に公園に行きませんか?
私、犬が好きで、時々ドッグランを見に行く公園があるんです」
「い、犬……!」
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