200:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 02:18:22.04 ID:LS54PsoZ0
「私は……」
こんなものだ、と――いつからかずっと、何かを追い求める気持ちを、抱かないようにしていました。
反発を恐れたからです。ですが、駄々をこねて親から怒られた訳ではありません。
苦心して親が代わりに提示してくれた遊びが、あまり面白くなくて、内心、幻滅してしまったのだと思います。
それも全て、私がワガママを言ったからなのだと――。
そうして、何事にも予防線を張り、あらゆるものを“こんなもの”にして、いつでも自分への言い訳を仕立て上げた。
目を背け、諦めることで自分が傷つかずに済む立ち回りに、納得を求め続けた。
ですが――。
ほたるちゃんは、どんな不条理をも受け止め続けたのでしょう。
でも、決してそれを良しとせず、抗い続けた末に、彼女はトップアイドルへの道を志した。
不幸な自分を変えるために――そして。
苦難の末に、彼女はようやく、それを手にしようとしています。
――そうやって……
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