201:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 02:24:33.86 ID:LS54PsoZ0
――簡単に諦めきれるものじゃないはずです、夢って。
――〜〜〜ッ〜〜〜〜!!♪
ワァァァッ!! と、凄まじい歓声が会場を支配しています。
大サビ前の間奏に入ったのでしょう。
どうして、ほたるちゃんはアイドルを目指したのか?
それは、彼女にとっては至極簡単で、当たり前の事だったんです。
幸せになりたい、という――。
目を背けて逃げ続けた私と、抗い追い求め続けた彼女。
ほたるちゃん、あなたは――。
私がこうありたいと憧れていた姿そのもの。
私が諦めた全て。
似ているようで、決定的に違った結末。
「ほたるちゃん、ステージに上がる前……私に言ったんです」
「あぁ」
先に行っているから、遅れずに来てください、と――だけど――。
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