187:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 01:41:50.65 ID:LS54PsoZ0
「そうです」
いつか、ほたるちゃんと買い物に行った時、オリジナルアクセサリーを売っていた服屋さんがあったのを、私は思い出しました。
テントウムシについて調べた私は、ぜひ本番の日に、それにまつわるプレゼントをしたいと思い、その服屋さんに足を運んだのです。
「そうですねっ! 例えばこういうネックレスもありますけど、当店の一番人気は小さくルビーをあしらったこちらのイヤリングも…!」
「あ、うぅ……」
店員さんの積極的なセールスに、私は挫けそうになりましたが、何とか一つだけで勘弁していただきました。
たまたま、私が求めていたモチーフを象った、アクセサリー――。
「テントウムシの、ネックレス……ちょっと、変かも知れませんが」
私は、ほたるちゃんの手からそれを取ると、彼女の後ろに回り、首に掛けました。
「ほたるちゃんにこそ、ふさわしいと思ったから……お日様に向かう、テントウムシ」
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