183:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 01:23:28.95 ID:LS54PsoZ0
「はい」
そうです。
私は、まず謝らなくてはなりません。
「せっかく用意してきた、ほたるちゃんへのプレゼントを、私は…」
「そうじゃない」
「……えっ?」
「大一番を前に、傍にいてやれなかった事をだ」
通路の先の、舞台袖に到着すると、彼女は――。
両手を胸に当て、俯かせていたその顔を、ゆっくりと上げ、こちらに向けました。
「美優さん……」
その顔には――先ほどまで見せていた、あの気迫に満ちた面影が、どこにもありませんでした。
226Res/193.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20