182:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 01:19:58.38 ID:LS54PsoZ0
急に声を掛けられ、ビックリして振り返ると、事務員さんでした。
「アレは放っておいて良い」
「えっ? で、でも…」
「数少ない彼の晴れ舞台だ。アイドルを守るという、な」
――私は、彼の後ろ姿をもう一度見つめます。
「我々は弱小事務所だが、吹けば飛ぶような軽い相手ではない。
何を以て訴えるおつもりか、仰ってみてください。その分我々は御社を訴えるネタが増える。
受けて立ちますよ、ガシッと」
「やれやれ……後で百円だな。それより」
事務員さんに促され、私達はその場を後にします。
「どこに行っていたのかは、敢えて聞かない。だが……あの子に謝っておきなさい」
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