180:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 01:10:32.70 ID:LS54PsoZ0
「どうしてくれるんだ、とは?」
「落とし前だよ、落とし前っ!!
俺達はこのフェスにかけてきたんだよ、オタクらとは違ってなぁ!!」
「お言葉を返すようで恐縮ですが、我々は魔法使いではありません」
「あぁん?」
「出来ることと、出来ないことがございます」
こちらからは、プロデューサーさんの後ろ姿しか見えないため、どんな表情なのかは分かりません。
「当初申告していた、私共の担当プロデューサーが一人この場にいない事について、お騒がせをしたのであれば謝ります。
ですが、当日の天候について、私共が責任を負うことは出来かねます。それはご理解いただきたい」
「ハッハ、なぁに言って……テメェんトコの“死神”のせいだろうがどう考えてもよぉ!?」
相手の男の人は、さらに険悪な表情になってプロデューサーさんに捲し立てます。
「アイツの“不幸”が全て悪いんじゃねぇか! 不幸が周りに不幸をもたらす、リッパな公害だよ!!
ふざけてんじゃねぇぞ、テメェでラチが明かねぇんじゃいっそ出るとこ出て…!!」
「ハッハッハッハ」
「……何がおかしいんだぁ?」
「彼女の不幸は罪ですか?」
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