168:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 00:30:11.10 ID:LS54PsoZ0
「……分かりました」
やむなく、私はタクシーを降りました。
腕時計を見ると、もうフェスが始まる時間です。
車に乗っていた時間は、10分ほどだったでしょうか。
それだけ私は、会場から遠くに来てしまっていました。
そして、運転手さんが仰ったように、再度車で向かう事はほぼ不可能です。
この大雨の中、これから歩いて、どれだけ時間がかかるのか――。
ほたるちゃんへの、プレゼント――。
ッ――。
本当に、自分が情けなくて仕方がありません。
プレゼントは、諦めざるを得ないでしょう。ですが――。
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