164:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 00:18:19.79 ID:LS54PsoZ0
『ぬぅぅ〜〜わかった! 担当者のアレは俺が出とくから、ちゃんとバシッと戻ってね!
ほたるちゃんすっげぇ待ってるからさ!』
「えっ?」
『いや、えっじゃないよ! ほたるちゃんがもう……あ、はいすみません今行きます!
それじゃあ、俺も行かなきゃ。一旦切るね! 探し物しっかりな!! あぁっ!?うるせぇなネーサンお前空気読」
慌ただしく切られ、通話は終わりました。
てっきり、怒られるものかと――。
――そういえば、一度もプロデューサーさんには、怒られたことなんてありませんでした。
冗談のような事を言って、事務員さんとおちゃらけてみせても、人の良さは誤魔化せないものです。
言いたい事はあるはずなのに、適当ぶって、どこまでも気を遣ってくれる人。
その優しさに、報いるためにも、あのプレゼントは絶対に――!
そしてようやく、前方のあの車が、信号で停まりました。
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