160:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 00:03:52.69 ID:LS54PsoZ0
「ありがとうねえ、本当に助かったわぁ」
「後は、ここで並んで、順番がきたら先ほどの引換券を見せれば、大丈夫だと思います」
何度もお礼を言ってくれるお婆さんに会釈をして、私は一息つくと、再度走り出しました。
「うえぇぇぇん……!」
「!?」
「おかあさぁん……うえぇぇぇぇ、どこぉ……!」
――――〜〜ッ!!
私は駆け寄って、男の子の手を取りました。
「え……」
「泣かないで。あの大きなテントの所に行けば、お母さんを呼んでもらえるから、一緒に行きましょう?」
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