158:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 23:58:48.51 ID:A6rjc17z0
「はぁ、はぁ……!」
まだ遠くには行っていないはずです。
交差点に立ち、私は辺りを見回しました。
「――いた!」
三人組――長くて綺麗な黒髪の、白いTシャツに青っぽい黒のジャージを履いたあの子っ!
「ま、待って――!」
「あのぉ〜、もしもしそこの若いお方」
「へっ?」
声を掛けられたようなので振り向くと、腰を曲げたお婆さんが杖をついて立っていました。
「道をお尋ねしたいんですけどねぇ〜、何ていったかしらねぇ。ミシオのさまぁへすとかいう」
「み、346プロのサマーフェスの事でしょうか?」
「あぁそうそうそうなのよぉ〜、孫が一緒に行こうって言うんだども、渋滞で遅れるっていうんでねぇ、チケットの引き替えだけでもしといてくれって」
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