140:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 22:57:26.12 ID:A6rjc17z0
「えっ……あ、そうなのぉ!?」
一際大きな声で、プロデューサーさんがキョロキョロと事務員さんの顔を覗き見ています。
どうやら、彼も知らなかった事のようです。当然、私とほたるちゃんも驚きました。
「親の仕事も見ていたし、私もかつては、人並みにアイドルというものに憧れていてね。
これに関わる仕事をしたいと思い、入った会社だったが、色々あってな」
「色々って?」
「色々だよ」
あまり、語りたくないご事情のようです。
プロデューサーさんも、「ふーん」と聞き流し、深くは追及しませんでした。
「だから、あまり行きたくなかったのだがな。
今回は差し詰め、時の用には鼻をも削ぐ、といったところか」
「はぁぁ……なるほどなー。自分の親父へ仕事上の協議に行くとか、想像したくねぇ〜」
「私が346プロへ行くのを、嫌がる理由が分かってくれたかい?」
「うん、ごめんねネーサン」
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