117:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 20:18:59.77 ID:A6rjc17z0
いつぞやいただいた大量のアイスが、順調に消化され、いつの間にか底をついてきました。
真夏の暑さがいよいよピークを迎え、フェスの本番も三日後に迫っています。
「はぁ……はぁ……!!」
「ほたるちゃん、一度水分補給しましょう……ほたるちゃん?」
レッスンの成果は、確実に現れています。
基礎練習を地道に重ねてきた甲斐があり、ボーカルは、力強く伸びのある発声を一曲通して行えるまでになりました。
そして、ダンスの完成度もまた、一定の目標ラインに到達しつつある――のですが――。
「も、もう一度……はぁ、はぁっ……た、ターンが……!」
ほたるちゃんが、トレーナーさんに何かを訴えますが、その目は虚ろで、意識が朦朧としているように見えます。
明らかに、様子がおかしいです。
「ターン? ……ほたるちゃん、今やってるパートには、ターンありませんよ?」
「はぁ、はぁ……!」
「ほ、ほたるちゃん……?」
心配そうに見つめるトレーナーさんも、よく見るとすごい汗です。
いや――。
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