111:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 20:01:20.84 ID:A6rjc17z0
ふと、トレーナーさんと目が合いました。
彼女は、真剣な眼差しを私に真っ直ぐ向け、黙って頷いています。
やがて、それをほたるちゃんに戻しました。
「トップアイドルになるために、今のこの苦しみは誰もが通る道です。
ほたるちゃん。あなたは、トップアイドルになりたいですか?」
「はぁ……はぁ、ぐ、う……わ、わたし……!」
ほたるちゃんは、震える膝を何とか手で押さえながら、ようやく立ち上がりました。
「私、なりたいです……トップアイドル……なりたいです!」
「ならグズグズしている暇はありませんよ! もう一度「テンレレー♪」の所からっ!!」
「はいっ!!」
あんな言い方――!
「お、おい美優さん……?」
――――卑怯です。
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