110:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 19:59:37.98 ID:A6rjc17z0
塞ぎ込みがちになってしまったほたるちゃんのため、私とプロデューサーさんはある決断をします。
それは、苛烈な猛特訓をほたるちゃんに課し、悩む隙を与えないというものでした。
「いささか酷だが、多少の荒療治をしないと、今のほたるちゃんの思考はそう簡単に改善しないと思う。
トレーナーちゃんには、オーバーワークになりすぎないよう俺から頼んでおくよ」
ですが――。
「振り足がまた遅れていますよ! 1、2の振り足っ!!
重心もブレています、しっかり止める!! メリハリを意識してっ!!」
「はぁ、はぁ……!」
傍目にも、明らかにあれはオーバーワークです。
ほたるちゃんの疲労はとっくにピークを越えていて、もはや精細さがありません。
これ以上は逆効果です。
「と、トレ…!」
トレーナーさんの元へ行こうとする私を、プロデューサーさんが制しました。
「プロデューサーさん……!」
「彼女達を信じるんだ」
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