105:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 19:45:21.89 ID:A6rjc17z0
「はぁぁぁ!? 何そいつ、やっぱ俺も行った方が良かったな」
レッスンが終わった後、ほたるちゃんと一緒に事務所に戻り、その事を話すと、プロデューサーさんは分かりやすく憤慨しました。
「俺だったらそんな野郎、ボッコボコのケチョンケチョンのパーにしてやったのによ」
「三百円」
「だから悪口だっつーの。せめて“ケチョンケチョンのパー”は一語じゃない?」
「しかし、妙な事になったな……ライブ対決か」
事務員さんは、椅子の背にもたれながら腕組みをして、天井を見上げました。
「その346プロの担当者も、情けないことだな。
横柄な同業他社の強引な商談など、346の威光で突っぱねれば良いものを」
「ご、ごめんなさい……」
部屋の隅で、ほたるちゃんがなぜか――いや、やはり恐縮そうに頭を下げました。
「私が、フェスに出させていただく事で、またご迷惑を……」
「はい、ほたるちゃん百円ね」
「う……」
「全然問題ないよ。要するにほたるちゃんの実力をガシッと見せつけて、黙らせてやればいいのさ。
美優さんだって、そう啖呵切って来たんでしょ?」
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