102:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 19:34:30.60 ID:A6rjc17z0
08A会議室――ここかしら。
引き戸が開いていたので、そっと中を覗くと――。
「ワハハハ、いやぁ346さん様々ですよぉ、私共のような弱小事務所に目をかけてくださるなんてぇ」
いつも親切にお話を聞いてくださる、346プロの方とは別に――もう一人、今日は違う人がいました。
大きく開いた体を椅子の背に預け、片手を机に乗せて、大声で笑う男の人。
何となく、苦手そうな感じの人――。
「ん? ……ははぁ〜」
私に気づくと、その男の人は顔をこちらに向け、ニヤリと笑って鼻を鳴らしました。
「我々とは別に、サマーフェスでゲスト出演するという、もう一社のご担当者さんですかねぇ?」
え――もう一社?
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