魔法使い「私の事、スカウターで覗くのやめてくださいっ!」 勇者「やだ」
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82
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/05/13(日) 20:01:58.64 ID:tRy6O0pJ0
翌日
勇者「昨日は朝からまさか魔法使いの残MPが108とかだったから出遅れたけど…いい天気だなぁ」
以下略
AAS
83
:
◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:35:33.71 ID:tRy6O0pJ0
勇者「…なあ、ちょっと真面目な話していい?」
魔法使い「? なんですか?」
以下略
AAS
84
:
◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:36:06.64 ID:tRy6O0pJ0
勇者「異常能力者にとって、この部分はデリケートな問題だから言いにくいのはわかる。一般人とは異なる、特殊な“強み”の一方で、特殊な“弱み”も持つのが異常能力だ」
勇者「……異常能力の冒険者の中には、他人に知られたら致命的になるような“弱み”を抱えるやつもいる」
以下略
AAS
85
:
◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:36:50.07 ID:tRy6O0pJ0
勇者「わからないって…使いきったことないんだ?」
魔法使い「幼いころ…私はそういう異常能力のことをまだ理解しきれずに、自分のMPが増えたり減ったりするのをただ楽観視していたんです」
以下略
AAS
86
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◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:37:59.68 ID:tRy6O0pJ0
魔法使い「えと、それで。今度はどっちが多く出せるかって競争になったんです」
勇者「子供らしいけど、危なっかしいあそびしてやがりますねマセガキが」
以下略
AAS
87
:
◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:39:26.63 ID:tRy6O0pJ0
魔法使い「はい。私の魔力と精神力は感情で上限するので…3発目を打つときにこれが打てたら引き分け!ってドキドキして、魔力が上昇して」
勇者「…」
以下略
AAS
88
:
◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:40:21.15 ID:tRy6O0pJ0
魔法使い「…そうしたらある日、今度は 無くなるまでやってみようぜって、その男の子に誘われて。でもその途中、だんだんと、彼の方が飽きてきていた、というか…」
勇者「…まぁ、自分は数発しか打てないのに、ズルみたいに魔力が増えてどんどん連射する友達なんかみてて、ひがまねぇやつはいないだろうな」
以下略
AAS
89
:
◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:41:05.19 ID:tRy6O0pJ0
魔法使い「それは小さい頃の話なんですけど…そういうわけで、それ以来、使いきることも使いきろうとしたこともないんです」
勇者「…どうなるかわからないのはだいぶ怖いけどな…司祭とかに相談したり意見を貰ったことは? 司祭の能力でもそこは判定しきれないものだったのか?」
以下略
AAS
90
:
◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:41:48.17 ID:tRy6O0pJ0
魔法使い「町の方にもとても慕われていて、聖王様からの信頼も厚く、その立ち居振る舞いは大天使様のように神々しく、聖歌は天使の歌声とも言われていて…!」キラキラ
勇者「…へ〜え? …その司祭のこと、好きなんだ?」
以下略
AAS
91
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◆rRu4LM9vFs
[sage saga]
2018/05/13(日) 20:42:18.56 ID:tRy6O0pJ0
勇者「……とりあえず行くぞ、遅れた分とりかえさなきゃならんからな」
魔法使い「あ、はいっ ごめんなさい、がんばります!」
以下略
AAS
92
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名無しNIPPER
[sage]
2018/05/14(月) 03:26:14.40 ID:7bp7wUSDO
乙
青春だなあ
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