宮尾美也「ネコになった日」
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9:名無しNIPPER[saga]
2018/04/27(金) 03:15:45.44 ID:6FtTvWVno
箱の中だからわかりませんが、どうやら階段を上っているみたいです。
段ボールを抱えながらだから大変そうです。
そしてガチャガチャと扉を開ける音がします。

P「よいしょっと。ほら、着いたぞー」

そう言いながら段ボールを床に下したので、顔を出してみました。
初めて見るプロデューサーさんのお部屋は……ちょっと、ごちゃごちゃしてますね〜。
汚いというよりは本や服が片づけられずに隅に詰まれていたりしています。
わくわくしてきたので、部屋の中を探検しちゃいましょう。

P「こらこら。ちょっと待ってな」

だいたい、8畳ぐらいでしょうか。
ベッドがあって本棚があってテレビがあって……ゲームもありますね〜。
でも、ちょっとほこりを被ってますから、あまりやっていないんでしょうか。
あっ、あの本棚の上にある写真は劇場の前で集まって撮ったやつですね〜。
私のお部屋にも飾ってますよ〜。

P「ほら。足だけ拭こうな」

台所で何かごそごそとやっていたプロデューサーさんがタオルを片手に戻ってきました。
確かに私はずーっと素足で歩きまわってたからちょっと汚れているかもしれませんね〜。
プロデューサーさんは私の前に腰を下ろすと、私の顎を撫でてから私の足を手に取り、
優しく拭き始めました。
お湯で濡らしたタオルは暖かくて、思わず力が抜けてしまいました。
おまけに肉球をふにふにと優しくマッサージまでしてくれます。

P「よし、OK。奇麗になったなー」

そう言いながら私の背中をわしゃわしゃしてきます。
むふふ、奇麗って言われちゃいました。
プロデューサーさん、お上手ですな〜。

P「さて、と。飯だけ準備するから待ってろな」

と言いながら、プロデューサーさんはスーツを脱ぎ始めました。
おうちだから着替えるのは当たり前なんですが、突然のことにびっくりです。
わわわ、どうしましょうどうしましょう。
そんなことを思っている間にプロデューサーさんは上半身裸になっちゃいました。
ご、ごめんなさ〜い、見るつもりはなかったんです〜。
私はあわてて段ボールに戻って顔を伏せましたが、さっきのプロデューサーさんの姿が
目の裏に焼き付いています。
気が付けばシャワーの音が聞こえますからお風呂に入りに行ったんでしょう。
ますますさっきのことを思い出しちゃいます。
当たり前なんですが、私たちとは違う男の人の体でした。
うぅ、恥ずかしい〜。



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