29:名無しNIPPER
2018/04/24(火) 21:30:42.49 ID:25rQ95o00
「えっ?」
突然のことに、私は呆気にとられた。
「あの、お仕事です。もう一人で……ああ、プロデューサーさんとですけど」
「つまり、私はついていかないでいいってこと……その、でも。大丈夫なの?」
「はい……」
頷いたものの、不安げだった。とても大丈夫そうではない。
「プロデューサーに言われたんですか?」
あそこまで言ったのだから、てっきりプロデューサーは納得してくれたと思っていたけど。
ほたるちゃんは小さく首を振った。
「プロデューサーさんじゃなくて、ちひろさんに」
「ああ……」
私は合点がいった。ちひろさんは始めから、この件に一番難色を示していた。
彼女ならほたるちゃんやプロデューサーをうまく言いくるめることができるだろう。
「茄子さんにも、やっぱりご迷惑ですし」
「私は、迷惑なんかじゃないですよ?」
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