26:名無しNIPPER
2018/04/24(火) 21:26:25.50 ID:25rQ95o00
「茄子……だけど」
「いいんですよ。私も、ほたるちゃんと一緒にいたいんですから」
それがきっと、なによりもほたるちゃんの為になる。それに。
声を明るくして、私は続けた。
「私とほたるちゃんのスケジュール関係ではご迷惑おかけしますけど。それでもいいですよね。なんとかするのが、プロデューサーと以前言ってたじゃないですか」
「お前なあ……」
プロデューサーは苦笑を浮かべていたけど。
「……ありがとう。茄子」
「いえいえ」
私は微笑みながら、返事をした。
「そんなこと、全然ないですよー」
本音であった。ありがとうなんていわれる所以はなかった。
私が、ほたるちゃんを手放したくないだけなのだから。
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