18: ◆ANRdHn0Tts[saga]
2018/04/17(火) 08:33:01.79 ID:3cTkaN/s0
ああ、きっと。きっと目の前の彼が、姉さんがあの時固まった理由なのだろう。
確証もないただの予感ではあったけれど。おそらく確かなのだろうと僕は考えていた。
「なら、僕の腹は決まっています」
嘘の苦手な姉さんが、それを貫き通したいというのなら。
僕は弟として、そしてファンとして、それに最大限協力をしたい。
できることなんて、たかが知れているけど。何もできないわけじゃないなら。
「プロデューサーさん、姉をよろしくお願いします。大勢いるアイドルの一人なんだとしても、僕の、たった一人の大事な姉なんです」
「……任せてください。彼女は俺の、一番大事なアイドルですから」
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