92:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 20:44:54.31 ID:LYLIZ9K70
「……えー、と。
どうせ愛華に今からそんなこと言っても、多分やったことを認めないし、余計に面倒くさいことになるし、何より一番優先すべきなのは、なるべく早く俺が田中さんに会って話すことだと思うからって理由で、とりあえず俺たちだけで行きません?」
「まぁ、しょうがないね」
93:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 20:49:22.82 ID:LYLIZ9K70
「……あ、あの、どうして……」
彼女は困惑していた。俺と相川を交互に見やって、地面に視線を下ろす。
94:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 20:50:00.49 ID:LYLIZ9K70
田中さんが口を開く。
「そっか、分かった。……ありがとうね、わざわざ、学校までサボらせて」
95:名無しNIPPER[aaga]
2018/04/21(土) 20:50:47.54 ID:LYLIZ9K70
「あのさ、俺がお前のこと好きって言ったら、信じるか?」
「もちろん、信じるよ。でも、恋人になってくださいって言われて、それをオーケーするかどうかは知らないけどね」
96:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 20:59:39.68 ID:LYLIZ9K70
「あのさ、愛華」
「なにー、お兄ちゃん」
97:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 21:00:53.72 ID:LYLIZ9K70
◯
98:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 21:01:50.79 ID:LYLIZ9K70
「普通にしてて、学校でがびょうなんて踏むことないだろ。構内ではスリッパ履いてるし。
つまり俺が思うにはさ、」
帰宅しようと、外靴を履き替える際に、その中に画鋲がはいっていたのではないか、と。
99:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 21:14:11.60 ID:LYLIZ9K70
◯
100:名無しNIPPER
2018/04/21(土) 21:14:56.21 ID:LYLIZ9K70
「痛いって」
「じゃあ、恋人は作らないで」
101:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 21:15:45.08 ID:LYLIZ9K70
「……じゃあ、一つだけ約束して」
「……」
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