71:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 22:44:18.52 ID:oAmRbez70
少しばかり逡巡してから、トモちゃんは話してくれた。
トモちゃん曰く、俺はこの歳になっても妹離れできていなくて、愛華が彼氏を作ったことにも過剰に反応して、愛華のことが好きで好きで堪らないってような兄貴らしい。
72:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 22:45:26.86 ID:oAmRbez70
「愛華はすげぇめんどくさくて、わがままで、どうしようもない女の子だと思うけどさ、これからも仲良くしてやってほしい」
「はい、もちろんですっ」
73:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 22:48:44.90 ID:oAmRbez70
>>69 『?に両手を当てて→?に両手を当てて』です。
すみません、ちょっと見たらなんか所々おかしいです。
74:名無しNIPPER
2018/04/20(金) 22:50:43.53 ID:oAmRbez70
なんか『ほお』の漢字使えないみたいですね。
?に入るのは、ほっぺたの『ほお』です。
75:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 22:52:31.25 ID:oAmRbez70
窓の外には、見ているのものの気持ちを暗くさせるような雲が広がっていた。
しかし教室の中は普段と変わりない。
「なぁ、相川」
76:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 22:57:47.98 ID:oAmRbez70
「なになに? なんかあったの?」
興味ありげな相川。その声はどこか楽しそうだ。
77:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 22:58:58.67 ID:oAmRbez70
「理由がわからないんだよ。一体俺のどこを気に入られたのか」
「理由なんてなくていいよ。好きだから好き。それでいいよ」
78:名無しNIPPER
2018/04/20(金) 22:59:25.27 ID:oAmRbez70
◯
「ねぇお兄ちゃん、今日は一緒に帰らない」
79:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 23:00:11.66 ID:oAmRbez70
◯
珍しく愛華と一緒に仲良く帰宅した日の翌日、俺は教室にて多くの視線を集めていた。
80:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 23:00:53.23 ID:oAmRbez70
ドライアイスのように冷え切った言葉と共に、俺の?に熱が走った。
彼女に平手打ちをされたのだ。いわゆるビンタというやつ。
たとえ相手が女子でも、本気でやられると相当に痛いということを実感した。
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