2:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:08:59.28 ID:iaNBXfrL0
だからこうして気を紛らわす。
自分より下の相手と比べて、まるで自分が彼女にとって特別な存在であるような気分を得る。
あくまでも、同じ部活の先輩後輩に過ぎないのに。
3:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:11:33.60 ID:iaNBXfrL0
曜「この動画、全員分アップしてあるんだっけ」
善子「ええ、一応ね」
編集とアップロードを任されたのは私だった。
4:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:16:17.47 ID:iaNBXfrL0
善子「いいんじゃないかしら、リーダーだし」
曜「えへへ、最初はやっぱり千歌ちゃんだよね」
曜さんが再生ボタンに触れると、流れ出す映像。
5:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:19:55.50 ID:iaNBXfrL0
曜「あー、満足した」
動画の再生が終わると、曜さんは満足そうに笑顔を見せる。
善子「もぅ、ちゃんとチェックしたの?」
6:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:22:16.47 ID:iaNBXfrL0
曜「相変わらず変だね〜」
善子「うっさいわね! 文句あるなら消しなさいよ」
曜「嫌だよー。ちゃんとチェックしなきゃいけないもん」
7:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:25:48.06 ID:iaNBXfrL0
貴女はいつもそうだ。
私の気持ちなんて考えずに、ぎっちり固めたガードを簡単にすり抜けて、心の大事な部分に入り込んでくる。
そんな行動に抗うことはできずに、頭は、心は侵食され、気づけば私の中は曜さん一色に染まる。
8:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:30:10.53 ID:iaNBXfrL0
――――
―――
――
―
9:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:41:53.19 ID:iaNBXfrL0
善子「その理屈なら私たちだって、同じバスなんだから普通でしょ」
そんなに本数が出ているわけじゃない田舎なんだ。
一本ずらしただけで練習に遅刻してしまいかねない。
10:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 19:55:37.96 ID:iaNBXfrL0
ルビィ「おはよう、善子ちゃん」
善子「ルビィ!」
いいタイミングで現れてくれた。
11:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 20:03:43.40 ID:iaNBXfrL0
千歌「善子ちゃん、曜ちゃんから動画のこと聞いたよ!」
善子「え、ええ」
千歌「曜ちゃんね、完璧だったって褒めてくれたんだ」
12:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 22:06:49.63 ID:iaNBXfrL0
――――――――――
※
35Res/28.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20