24: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/14(土) 00:13:50.95 ID:qu2ciWen0
アスラン「ではミス・コニール、彼にデータを」
促されて、コニールはデータの入ったディスクをシンに差し出した。
コニール「…前にザフトが基地を攻めたとき、街は大変だったんだ。逆らった人たちは酷い目に遭わされて、殺されて…」
コニール「今度失敗したらどうなるかわからない、だから…!」
涙ぐむコニールの頭にそっと手を乗せ、シンは微笑んだ。
シン「大丈夫、俺はこの艦のエースなんだ。必ず成功させてみせるさ!」
コニールを安心させるためだけに出た言葉ではない。
そう言い聞かせることで、自身を奮い立たせたのだ。
コニール「うんっ…頼んだぞ!」
シン「ああ!」
もし連合軍に見つかればただでは済まされなかっただろうに、こんな小さな子供が、
必死に恐怖に耐えながら、街を救うという大任を背負ってここまで来たのだ。
手渡されたデータディスクに、シンは自らの使命の重みを感じとった。
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