32: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/15(日) 20:40:33.37 ID:GJ4ujZ7do
焚き火で暖まりながら、私はなでしこへ質問をする。
「なでしこ、キャンプ道具積んで自転車で来るの大変じゃなかった?」
私もこれまでは同じように自転車で来ていたけれど、なでしこの住所からでは距離が遠い。
33: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/15(日) 20:43:49.07 ID:GJ4ujZ7do
待機? しているというなでしこのお姉さん。
厳しそうに見えるけど何気に優しくて、素敵な人だと思う。あと眼鏡美人だ。
「リンちゃんのおじいちゃんも待機してたりして」
34: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/15(日) 20:46:29.16 ID:GJ4ujZ7do
次の音楽のプレイリストはケルト音楽だ。
バグパイプ、ハープ、弦楽器。ミドルテンポでしっとりとした旋律。
その音色は湖畔に染み入っていき、景色と一体になる。
雑貨店でかかっていそうな曲だ。
35: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/15(日) 20:47:03.82 ID:GJ4ujZ7do
続きは明日
36: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/16(月) 21:05:51.03 ID:Ps4zyyN+o
6.―――――――――――――――――――
日が暮れて時間も経ち、小腹も減ってきた。
そろそろ夕食にしよう。
37: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/16(月) 21:10:37.47 ID:Ps4zyyN+o
コッヘルに水を注ぎ、バーナーの上に置き、火をつける。
気化したガスに火が走り、一瞬コッヘルの周りを包みこむ。
火は適度な大きさになり、お湯を沸かす仕事に取り掛かり始めた。
「いつもこの時間が待ち遠しいねえ」
38: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/16(月) 21:17:07.35 ID:Ps4zyyN+o
アラームが鳴り、待ち時間の終わりが告げられた。
早速蓋をめくり、割り箸を割る。
美味しそうなカレーの香りが鼻孔を刺激する。
箸でかき混ぜスープと麺を馴染ませる。
39: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/16(月) 21:18:55.51 ID:Ps4zyyN+o
「あのさ、なでしこ」
「ん?」
「まだ食べれそう?」
40: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/16(月) 21:19:42.85 ID:Ps4zyyN+o
続きは明日
41:名無しNIPPER[sage]
2018/04/17(火) 06:24:37.41 ID:ztFdrYYzo
乙
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